いいえ、ソレは違います。沼ってないです。
と、先日始めた中華オーディオ趣味の一環として、耳にハマる先っぽの部分、イヤーピースを変えてみました。元々Nicehck NX7 proには3種類のイヤーピースが付いて不満は特に無く、白のLサイズを使用しているのですがここは沼、イヤーピースだけで色々と性能を売りにしている奴がどれくらいのもんか試してみてやろうと言う事でまたアマゾンで検索です。
色々出てきます。高いのから安いのまで、中国製からソニーなどの有名ブランドもイヤーピースを出しているようです。はてさてどれにするかな。まずは
アユート AZLA SednaEarfit XELASTEC [イヤーピース M/ML/Lサイズ各1ペア] 独KRAIBURG TPE社製熱可塑性エラストマー素材採用ハイグレードイヤーピース 完全ワイヤレスイヤホン最適化設計 スモーク AZL-XELASTEC-SET-L
をチェック、体温で軟化する素材を使っていてフィット性が良さそうです、見た目も透明グレーでかっこいい。
Comply(コンプライ) Ts-200 アジアンフィット イヤーピース Lサイズ 3ペア 【高音質/遮音性/フィット感/脱落防止】 HC23-20121-01
こちらはポリウレタン製で縮めて耳に入れて広げるタイプの遮音性が高い奴ですね。
色々と目移りしてしまいますが、スポンジ製で縮めて耳に入れる奴は耳にモノが詰まってる感じがするのでパス、少し思案した後に最初に上げたアユート AZLA SednaEarfit XELASTECが良さそうなのでコレにする事にします。ポチ。
翌日ヤマトのネコポスで荷物が届きました。
で、開封の儀。付けるサイズはMLを試してみることにして触ってみるとペタペタする。素材がひっつく感じです。コレがなんちゃらエストラマーかと感心しつつイヤーピースの交換へ。Nicehck NX7 proにつけてあるイヤーピースを引っ張って外します。ここで注意点、イヤホンにつけてある音色調節用のフィルターの締め付けが緩くなっていました。で、少し強めに力を入れて右に回し再固定、しっかり固定されたのを確認してから新しいイヤーピースを嵌めていきます。説明にあるようにまずは耳に当たるビロビロの部分を裏返して写真の様にします。そしてイヤーピース取り付け。問題なく出来ました。ちなみにアユートは日本のブランドでした。この製品を輸入して売っているようです。
そして念願の音チェック。明らかに音が変わりました。特に低音域、Nicehckのオリジナルは重低音も含めた低音域が固体として出てきて、明瞭さはあるのだが、耳に負荷を感じたのですが、アユートの奴はもっと暖かい角の取れた自然な鳴りがあります。超ハイファイからは遠ざかりますが、耳に負荷もなくゼンハイザーHD25をハイファイにしたような良い低音の感じがあります。このHD25感は最近ずっと超ハイファイで音を聴いてきて疲れた耳に、音の快楽を再確認させてくれるような、「ううむHD25やっぱすごいな」と思わせる体験でした。
で、何回か元のイヤーピースに付け替えて比べてみたのですが、やっぱり純正はハイファイでも耳にストレスがある、低域での空気の動きが大きく明瞭に聞こえすぎる。しかしアユートは気持ちのいい低音が鳴る。Mikkel MetalのRoddを聴いてみてもシンプルなシンセ音がドゥルルンと下がる部分などでとても気持ち良い。
ベース音が下がり空気の振動になる感じがとても良く聞こえます。装着感に対してはアユートの粘着イヤーピースで耳からイヤホンが抜けにくくなる。装着感が特別に良くなる訳ではない、と言う感想で終わってしまうのですが、音の変化に付いては書かずには居られませんでした。ハイファイの過度な明瞭感が取れ自然な低音が耳に心地よい。コレが今回の感想です。他の製品を色々と試したわけではありませんが、イヤーピースひとつをとってみてもこんなに音が変わるとは、中華オーディオの沼、深そうです。
そうだ!追記として100時間のエージングを終えた後も夜寝る時はピンクノイズをずっと流して追加エージングをしています。効果はあります。日に日に音を出す電子機器、から音を奏でる装置へと変わってきているのを感じ取れるのはとても幸せな事です。とりあえずエージング200時間を目指して毎晩ピンクノイズでしばいていくのでご期待ください。
追記:トランスミッターとして使っているTaoTronicsの光デジタル入力が、音量を100%にすると音が割れてしまう問題に遭遇しています。入力ソース側の音量を少し下げてやれば解決するのですが、デジタル接続で音量100ドンピシャ入れてるのに歪むってのはどうでしょう。コレについてはサポートに問い合わせをしてあるのですが、まだ返事が来ません。何か進展があれば書こうと思っています。
以上。