NF Audio NM2+のエージングが終わりました。最初の箱出しに比べて随分と低音が出るようになりました。マニュアルにある通りに50時間を超えたあたりからベースが広がり始め75時間を超えた今、かなり良い具合になってきている次第です。
ケーブルも変えました。なんとかしてバランス接続にしたかったのでまずはTripowinと言う中華ブランドのケーブルをアマゾンで注文。到着したものの初期不良でノイズが飛び出し、耳が飛ぶかと思いました。怒りに駆られつつも返品手続きをしてその日のうちに信頼と安心の
Nicehckの
C16-4
QDCコネクタタイプの2.5ミリバランス端子
接続のものを購入、今朝ケーブル交換をして色々な曲を聴いて試しつつ今に至ります。新品の匂いというかなんでしょう、消毒液のような匂いがします
正直なところリケーブルによる音質変化と言うより、バランス化がもたらす恩恵の方が大きくてオレの耳では比較する事が出来ないことを最初に断っておきます。
元のケーブルは5N(99.999%のこと)の銅線で細め、
シングルエンドの端子がついていて普通にヘッドホンジャックに繋げて音を出すと良い音、高音が耳に刺さるようなことも無く普通のヘッドホンジャック接続の他は何も問題ありませんでした。それをバランス接続のケーブルに交換することはただの自己満足、自分のエゴ、ただそれだけです。
で、バランス接続にしたところ、左右の分離が良くなりました。音は良いまま。低音が前に出てくるような事もなく音のバランスは至って良好、NF Audioいい仕事してます。
で、タイトルの話題、音のチェックはMassive AttackのベストアルバムCollectedを聴いています。
何千回聴いても良い曲、Safe From Harmのエレクトリックベースのゴリゴリ言うベースラインから始まるこのアルバムは歌も入っており自分の音の趣味指向を確認するにはもってこいです。いつもの曲がいつもの通り聞こえる、良い機材に変えたときはいつもは聞こえてこなかった細かいニュアンスが聞こえる。その様にしてサウンドチェックをしています。
重低音が出ているかの確認には最近のお気に入り、L-sideのcarnal mind、40Hzあたりのベースが曲を引っ張っています。サウンドチェックが終わり良い音だと確認出来ると、Traktorで整理されている曲を色々と聴いていく、時としてそのままDJする、ゲームを初めて効果音の出具合を確認する等、音に関係のある事を色々試してみるようにしています。
さて、今回購入したNF AudioのNM2+ですが、Nicehck NX7 Proに比べて音場が広い、十分なサウンドステージがあると言えるでしょう。サウンドステージの用法が間違っているかもしれませんが、最近のヘッドホンレビューではサウンドステージの評価も1パート取るのが普通になってきていて、よくわからないくせに一人前みたいに言葉を使ってみました。どうでしょう。
それではゼンハイザーHD25に戻してみたり、Nicehck NX7 Proにしたりして思いついたことを感想として述べてゆきます。ヘッドホンアンプはFiiOのBTR5です。
NX7 Proは明らかに音場が狭いです。音が鳴っているのは左右のイヤホン、点音源に感じます。空気感も有りません。HD25はもうコレで一つの完成形なので「HD25の音がする」です。ベースに迫力が有りますが重低音までは出ていません。音場は広いです。
なんかすでにヘッドホン試聴専用のスイッチひとつで切り替えできて音量等も合わせて設定出来る機材が欲しくなってきました。インピーダンスの違うイヤホンをつなぎ替えると音量も変わるのでまた調整しないと駄目なんですよね。ある程度の良い音が担保された製品なら、軽く音チェックをして後はずっと音楽を楽しむことに時間と労力を費やしたいと普段から思っています。音質を気にせずに音楽を楽しむための最低限の音質、そういうモノはNF Audio NM2+、Nicehck NX7 Pro、ゼンハイザーHD25、全てにあります。安くて良い音が楽しめる便利な世の中になったもんです。これから6月末には体感重低音振動装置であるSubpacが届くので、オレのオーディオはつよつよです。オーディオに興味があって、イヤホン等で自宅・モバイルハイファイを目指している方、体に直に重低音がくるSubpacがオススメです。家でクラブの爆音です。
以上で今回のエントリはお終いです。NF Audio NM2+は良いがバランス接続をするためにはケーブルを買い足さないと駄目、Nicehckは最新のモデルNX7 MK3が良いみたいだけどサウンドステージが狭いことが予想される。ゼンハイザーHD25はDJするなら定番だけどリスニングに使うには古い音、現在のハイファイ系の音源を再生するにはレンジが狭いと感じます。
中華オーディオには山のようにブランドがあって当たり外れも様々、安く手に入るので色々買って試して自分に合う機種を探すのが良いかと思います。これからのリケーブルしたり安い新製品を買ったりしてこのChiFiの面白いムーブメントに貢献出来たらなと思います。
参考リンクを色々張っておくので興味のある方はそちらを参照してくださいまし、中華オーディオ初心者が描くポエムよりよっぽど勉強になると思います。
以上!