TaoTronicsのTT-BA09 ProとFiiOのBTR5で高音質無線化の巻

最近何か物足りない。なんだろうなーと思っているとそう言えば機材関係の買い物をしていない。何か買おう! けどそこそこ音楽機材は充実しているので何を買うのか困る。その中で登場したのがBluetooth接続でHD25を無線化しよう、しかも良い音で! と言う事で色々ググってみるとどうやら中華オーディオが最近熱いらしい。価格も安く性能も良い製品が出ているようです。中でもBluetoothレシーバー兼ヘッドホンアンプのFiiO BTRシリーズがネットでの評判もよく値段も手頃なので食指を動かしてみることに。最上位機種のBTR5が1.5万円でDACに凝っている、小さくて2系統の受信も可能、重さもそこそこ。良いじゃないかと言う事で再度「HD25 BTR5」でググってみると先人が居てBlogも書いてらっしゃる。
https://blog.sprg.jp/entry/2019/01/21/200443
ふむふむ。無線化するならケーブルも短いのに変えたほうが良さそうだ。他のエントリではバランス化についても書かれてらっしゃるのでそれも参考になる。少々BTR5の方が重いが、買うならやっぱ最上位機種と言うことでレシーバーはBTR5に決定、送信側は光デジタル入力の有るTaoTronicsのTT-BA09 Pro、これも安かった。3.5k円で2系統いける。Amazonでの評判も上々。
で、久々のオーディオ関係の買い物でしかも便利になって音が良い、喜び勇んでAmazonで注文したのでした。アマゾン毎度の翌日配達で荷物が届き、開封の儀を行った後に撮った写真がコレ。

https://www.instagram.com/p/COEa4uRpxVD/

早速BTR5を手にとって見たのですが予想外に重い、電子パーツが密に詰まっていることを感じさせます。もう1段階軽いBTR3にしとけば良かったかもと思いつつも最高音質を求めるのでまぁヨシ。
接続もろもろを済ませてまずはTaoTronicsの方をペアリングモードに。これがまずうまくいきませんでした。ちゃんとTXに設定して電源ボタンを長押してるのですが、Aインジケータの点滅速度が遅い。Youtubeで動画を検索してみてもペアリングモードの点滅速度では無いようです。が、色々といじくり回している時になぜか正常に動作、BTR5とペアリングしていきます。AptX LLモードで自動設定、これはすんなり出来ました。繋がったところでKeith JarretのKoln Concert(FLAC)を聴いてみましたが音質が劇的に改善したようには思えません。ピアノの残響音が繊細に聞こえる程度でビックリするほどではありませんでした。
けどコレ、元々RME Fireface 400ヘッドフォンアウトから出していた音と比べているんですよねRMEと遜色ない音は、考え直してみるとスゴイ事でもあります。RME並の音質が無線でしかも1.5万円。中華ブランドすごいですね。USB接続するとDAC&ヘッドホンアンプの機能に切り替わるのでそちらを目的にしてもいいでしょう。ステレオアウトプットしか有りませんが良い音です。
ここで今回の自分の配線チャートを書いておきます。参考になれば幸いです。
PC
↓Firewire接続
RME Fireface 400
↓SPDIF光出力
TaoTronicsのTT-BA09 Pro
↓Bluetooth AptX LL
FiiOのBTR5
↓HD25付属の鉄単線ケーブル
ゼンハイザーHD25

レイテンシーはAptX LLと言うコーデックのおかげでラグの様なものは感じません。相対的なレイテンシーに関係があるDJでは問題なく使えました、実際にVSTiを弾きまくってチェックしたわけではないので不満のないレベル、としておきます。
無線接続の安定度はと言いますと、よく切れる、です。部屋の中でそうなので掃除をしつつ無線で音楽を聴くみたいなのには向いていない感じです。ラグくて音が途切れるではなく無線が切れて音が途切れる事が多いことを書いておきます。問題はどこにあるのか、買ってからまだ数日ですし無線オーディオと言う得意ではないジャンルなので原因の特定は出来ませんし、めんどくさいのでしない予定です。椅子に座って聴いている分には安定しています。
今後考えられるアップグレードとしてはHD25のケーブルを短くししかもバランス化すると言うのがありますが、DJの現場でも使っているHD25なのでそこまで改造して良いものかと思案しています。もう一台HD25 を買って片方を改造しても良いのですが、それならいっそ面白いと思い始めている中華オーディオのインイヤーモニターを試していきたい所存です。
このBTR5ですが、EQがバリバリに効きます。プリセットで入ってるロックにすると電子ダンス音楽などもビシバシにいい感じで鳴ります。ただ一つ言えるのは、HD25と高音質DACでEQを効かせてもSubpacにはかなわないと言う事です。多少音質が落ちたとしても体に直に重低音がズンズンくるSubpacは、音楽の体験自体が変わります。運営会社がポンコツで素直にオススメ出来ないのは心苦しいですが、ダンスミュージックが好きでクラブでのズンズン体に来る重低音を家で楽しみたい方はお布施する価値のある音楽体験です。
と、今回はこんな感じでしょうか。書きたいことは以上です。これから良さそうなバランス接続のインイヤーモニターを探す旅へと出ようと思います。いってきます!

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