待望のエフェクトが使えるようになったのもTDJS3の特徴ですね。
Filter T2, Filter:92, Delay, Reverb, Flanger, Beat Masherの6種類のエフェクトが4つのチャンネル、マスターにそれぞれ一個ずつ使用できます。
操作はDetails SectionのChannel Effectパネル、またはミキサー部分のFX Control(ヘッダー[Traktorロゴのある一番上の部分]を右クリしてShow Mixer FX Controlsを選んで表示)から行います。
マスターエフェクトでSyncのあるエフェクトを使った場合はMasterになってるデッキに同期します。
Filter T2
2.xにも付いていた8ポール、バンドパス・ノッチフィルター。
Low:低域カット。
Q:レゾナンス。
High/Width:高域カット/Lowからの帯域幅、ノッチの幅(ノッチモード)。
Amt:エフェクト音の割合。
Notch:ノッチモードのon/off。
Mode:High/Widthつまみの切り替え。
On:エフェクトon/off。
Filter:92
Allen & Heath Xone:92の2ポールフィルタ。
LFOで自動開閉が可能。
Low Pass/High Passのフリーケンシーがクロスフェーダーと連動するモード有り。
パネル左上の丸ライト:左がタップのステータス、右がLFO速度。
Mode:フィルタモードの切り替え。
Q:レゾナンス。
Freq:カット帯域のコントロール。
LFO:LFOで自動開閉する幅(速度ではないです)。
Tap:タップしてLFOの速度を指定。パネル左上の丸ライト左側が点灯するまで押し続けて離すとLFO速度はそのままで波の上下をリセット。
Sync:Tapして指定したLFO速度を16ビートベースで曲のテンポに合うように調整。
On:エフェクトon/off。
Modeつまみにオンマウスしないとどのモードなのか分からないのダメですね。
クロスフェーダーと連動させるX/Yモードは、クロスフェーダーがセンターの状態でフィルタ全開、X右/Y左にスライドで閉じていくようです。センターから反対側は全開のままでした。
Delay
テンポ同期ディレイ
Time:ディレイの長さ。一拍から32分の1音符まで段階的に可変。
Width:ディレイ音の帯域。
Mid:ディレイ音のカットオフ帯域コントロール(良くわかりません)。
Amt:エフェクト音の割合。
Freeze:原音を消してディレイ音だけをループ。Amtが0でも効きます。Freeze中もWidth, Midのコントロールが効きます。
Tap:タップして手動でテンポを指定。
Sync:デッキのテンポに同期。
On:エフェクトon/off。
Midがよく分かりません。
Amtを上げすぎると音が割れます。
ディレイタイムも段階刻みだけなのでFreezeしてTimeを下げていって音をデロデロにする使い方が出来ないのは残念。
ディレイ音が綺麗に減衰しないバグもあるのでUpdate待ち。
Reverb
ド派手なリバーブ。
左上丸ライトはModエフェクトの速度。
Size:残響の長さ。
Mod:コーラス風エフェクトの早さ。
Tone:残響音の音質。
Amt:エフェクト音の割合。
InOn:リバーブインプットのon/off。
Put:押してる間だけInOnの効果。
On:エフェクトon/off。
使用中にToneやSizeをいじってもおもしろい効果があります。
ド派手すぎる音は修正される予定。
Flanger
フランジャー
左上左丸ライトはフランジャーの速度、右丸はActionの時のエフェクト割合。
Speed:フランジャーの速度。
Depth:モジュレーションの深さ。
Mid:フランジャーの効果が始まる帯域を指定。
Amt:エフェクト音の割合。
Action:フランジング効果の波をリセット。Amtが0の時は一回だけ下降フランジング効果・フェードアウト。
On:エフェクトon/off。
懐かしいけど使わなさそう。
Beat Masher
新しいタイプのエフェクトだそうです。サンプラー連打みたいな効果。
Length:サンプルするループの長さ。
Rot:サンプルしたループの開始位置。
Gate:センターから右方向は100%で16分音符の最後の音だけが出るようにミュート。
センターから左方向は原音とエフェクト音をブレンド、50でエフェクト音のみ。
Tap:タップでテンポを指定、Syncがオンの時は無効。
Action:押してる間だけ効果。
Sync:テンポをデッキに同期。
Rev:ループを逆再生。
開発に参加した人ですらうまく使えないらしいです・・・